反応しない。感情的にならない。

飲食店あるある。

アルバイトや社員がすぐに辞めてしまう。

悩んでいる店長、オーナーは多いのではないでしょうか。

私もカフェの店長を20年以上やっていますが、その壁にぶち当たったことがあります。

バックレや、3か月未満の退社が多かったのです。

バックレは理由を聞けませんが、3か月未満で辞めるアルバイトは当たり障りのない理由で辞めます。

「家族の介護をしなければならなくなった」

「時間割が変わって、入れる時間がなくなった」

「引っ越すことになった」

面接の時、1年以上の長期希望だった人が上の理由で辞めるのは矛盾が生じます。

何かしら、嫌なことがあったり、きついことがあった人が表向きは上のような理由で辞めます。

バンバン辞めてました。

当時を振り返ると、僕の対応が悪かったんだと思います。

教えたことが出来なかったり、何回も同じことを聞いてきたり、悪気はないんだけど、忙しい時に重大なミスをされたり。。。

その時々で、感情的になって怒鳴ったり、無言で圧をかけたりしていたのだと思います。

「起こったことに対して反応する」

僕の考え方を変えたのが

スティーブン・R・コヴィー氏の有名な「7つの習慣」でした。

刺激と反応の間には選択の自由がある。

起こってしまったことに「怒る」で反応していた自分。

感情的にならず、一呼吸置いてから行動を選択するように変えました。

変えました、と言ってもすぐには変わりません。

意識して、そういう場面になったときに客観的に自分を見つめて、穏やかに話す。

それを繰り返すことで、実践することで、退職者も減りましたし、バックレもなくなっていきました。

アルバイトや、社員が辞めてしまうのは間違いなく、お店や会社に原因があります。

原因を追究して、自分を変える努力をすること。

自分が変われば、周りも変わります。

相手が変わるかどうかは相手次第で、自分ではコントロールできません。

でも、自分が変わることはできます。

今の時代は特に人材不足が深刻化しており、いかにアルバイトを辞めさせないかが重要になってきます。