本大好きサラリーマンの回想~中2~

中学2年
教室は荒れていた
小学校の友達が、別人のようになっていった
授業中、大声を出して先生を困らせる奴
中2の担任はまだ20代だった
先生は毎日泣いていた

休み時間
男子は女子の胸を触り
女子は男子の性器を触っている

国語の先生は授業中、詩の朗読をしながら涙を流していた
あの先生は健在なのだろうか
当時50は過ぎていたから、もしかしたらもうお亡くなりになっているのかもしれない
それだけの歳月は過ぎた

「なんで俺ばっかり怒られなあかんの?」
「他の奴もやってるやん!」
そう言い訳をする生徒を
「今はお前に言ってるんだ!」
と、真正面から言った先生を今も覚えている

中学時代の楽しい思い出はあまりない

野球もそこそこ頑張ったけど、小学生の頃のように楽しくできなかった。
部活になったとたん、好きだったことが「強制」にかわり、のめりこむことはなくなった。
勉強は、普通にできた。
上位10人には入っていたと思う。

僕にとっては授業がすべてだった
復習と予習
そして授業
その繰り返しだった。
80点台では親は褒めてくれなかった
90点以上とらないと、満足してもらえなかった。
誰のために勉強をしているのか
何のために勉強しているのか
当時は分かっていなかったように思う。
テストで良い点をとれば親に褒められる。
それが目的になっていた。

中学時代の記憶は断片的だ

中3の記憶はほぼ残っていない。