本大好きサラリーマンの小説⑮~就職~

大学2年から3年になり、将来のことを考え始めた頃

将来やりたいことが分かっている栞と

何をしたいのか分からない聡志の間に

少しづつ溝が出来ていった

「私は学校の先生になるんだ」

出会ったころからぶれない目標をもっていた栞

何をしたいか分からず、時間を持て余していた聡志との間に

埋めることのできない温度差が生まれていった

「ただ会いたい」

幼い聡志の気持ちを栞はどう思っていたのだろうか。。。

「聡志も将来のこと考えなよ」

そんな言葉から逃げていた

そんな聡志に栞は愛想を尽かした。。