とんでもない

駐車場に見慣れない車が1台止まっている
予定より1日早く東京から帰ってくることになった。

午前11時、子供たちは学校に行っている時間
楓は確か今日は仕事じゃなかったかな。

鍵はかかっていない
一階には誰もいない

寝室から男女の喘ぎ声が聞こえる
足音を立てないように二階に上がる。
寝室から聞こえる楓の声

「もっとちょうだい。。」

しばらくその場を動けず
成り行きを見守る

「旦那のよりいいだろ?」
「ほら、どこに出してほしいんだ?」

「口に、、、口に出して。。」

僕の精子を口で受け止めることを頑なに拒んできた楓

そんな妻が、口に出してほしいと懇願している

怒りと同時に僕の性器は悲しいまでに反応した
今までにないくらい勃起した。

僕はそっとドアを閉じた。

これからのことを考える。

楓を許さない自分と
もっと見たがっている自分

「俺もそのプレイに入らせろよ」

自分の言葉に飛び起きる。

時計を確認すると夜中の3時

まだみんな寝静まっている。

こんな夢を見るなんてどうかしている
そんな願望が自分の中にあるのか

果たして僕はどんな行動をとるのだろう

「馬鹿か。そんなことが起こるわけがない」