本大好きサラリーマンの過去

「あいつ気持ち悪いよ」

小学校の時、クラスで虐められている女の子が二人いた

一人は、どんくさい子で、よく先生にも叩かれていた
その子はクラスの子からというよりも、先生に虐められていた。

もう一人の子は、今となってはどうして虐められていたか分からない

「気持ち悪い」

何が気持ち悪かったのか今も分からない

でも、その子は確かに虐められていた。

教室で泣いていた

僕は助けるどころか

一緒になって「気持ち悪い」と言っていた

二人のことはよく覚えている

顔もはっきり思い出せる

あの二人は今、どうしているのだろうか

幸せに過ごしているのだろうか

「気持ち悪い」と言って虐めていたあの子に会って謝りたい

本大好きサラリーマンの詩

失って
初めて気づく
その人の大きさ

そんな人に何人出会っただろう
人生で一人でも
そんな人がいたら
幸せなのか

不幸なのか

前もって分かっていたらいいのに

分かっていたら離さなかっただろうか

戻らないことが分かっているから

幸せにできる

戻ってしまったら

不幸になる

そんな矛盾も人生の醍醐味



本大好きサラリーマンの詩

僕らはみんな詩人だったはず

好きなように空想して

想像の世界を楽しんでいたはず

歳をとって

現実を見るようになって

想像を楽しむことをやめてしまった

悩みや不安が心を研ぎ澄ませる

悩みや不安がない世の中なんてまっぴらごめんだ

悩みや不安があるから

人は成長していける

悩みや不安があるから人間でいられる

子供には子供の

大人には大人の

人それぞれの悩みや不安がある

そこから逃げないように

立ち向かえるように

本大好きサラリーマンの詩

背中をポンポンと叩かれる

これは好意の現れではないだろうか

妻からポンポン

子供たちからポンポン

ポンポンは心地いい

ポンポンされて嫌悪感感じる人はSかもね

おっと

コンプライアンスに引っかかる

発言にも気をつけねば

ポンポンしてみたらいい

背中をポンポン

肩をポンポン

気になるあの人の肩もポンポン

きっとそこから始まるさ