優子が家に遊びに来た 高校3年生のとき付き合っていた子 手も握らないような清純な付き合い 卒業前に自然消滅した 大学で東京に出てきていたことは知っていたから どちらからともなく、連絡をとり合うようになり 栞に悪いと思いながら、家で会うことになった 懐かしい話に花が咲き、盛り上がったあと、 そんな雰囲気になった 「栞も他の男とヤッてるんだ。俺だっていいだろう」 唇を合わせる 僕の手が優子の大きめの乳房を揉みしだく 優子の手が僕の股間をまさぐる そして、僕のそれを口に含む でも、駄目だった 僕の男根は全く反応しなかった 心も身体も栞を裏切ることは二十歳の僕にはできなかった 「何やってるんだろう俺は。。」 優子が帰った後、独り言ちた。 当時、寝っ転がって天井を眺めていた 何かの本で読んだのか 癖になっていた 寝っ転がって、大の字になって、天井を眺める そんなとき いつも「なにやってるんだろう、俺は。。」 とつぶやいた 不器用だな もっと人生楽しめよ みんなやってるよ? 僕にはできなかった